納屋橋饅頭の歴史

納屋橋饅頭は、名古屋を南北に流れる堀川の納屋橋のたもとに明治十九年に屋号を「伊勢屋」として創業、饅頭屋を始めました。

 

大正二年には、近代的な納屋橋が完成し、”三夫婦の渡りぞめがあり”それにあやかり屋号を納屋橋饅頭と改めました。

 

創業以来の伝統を歴史の味として、今も守り続け名古屋名物としてご愛顧頂いて舞りました。

納屋橋饅頭のこだわり

納屋橋饅頭の皮は、酒母・こうじにもち米を合わせて造り、小麦粉を入れて、自然発酵させ蒸し上げたものです。
 餡の小豆は、北海道(ホクレン)産の秀品です。製造過程において高度な技術により、小豆をさらに水洗いして「あく」を抜き、純度の高い砂糖を使用していますので、一段の風味を添えています。また、遺伝子組換え原料は使用していません。

自動製あんラインシステム

 

自動製あんラインシステムは株式会社カジワラの小型無人化製あんシステムCASラインで豆煮から脱水前まで総てコンピューター制御の無人化ラインです。これは、ご飯炊き方式により小豆の「うまみ・香り」を炊き込み、閉鎖系の製造ラインによりその風味を空中に逃しません。煮熟・さらし条件をセットすることにより、おいしいあんが均一・安定的に生産することができます

自動油圧圧搾機

 

自動油圧圧搾機はラインシステムの最後の工程で小豆の皮とご(こし生あん粒子)に分離された ごの水分を脱水させるもので、一昔前は手動でなかなか完全には絞りきれませんでした。また、水分が多いほど腐敗しやすいものなのです。今では機械のおかげで便利になりました。これが終わればあとは餡炊きに入っていきます。

銅釜のあん練機

 

銅釜のあん練機に先ほど硬く絞った“ご”(こし生あん)と砂糖蜜(白双糖「白ザラ目」を溶かしたもの)を入れて最初は強火で途中から中火最後は弱火でじっくりことことと一時間以上掛けて練り上げていくのです。またこれは先代が若きし頃から使い込んでいるもので約五十年以上になります。昔のものは作りがしっかりしているのでベルト交換と給油以外は壊れたことがありません。もし壊れてもこの機械の製作所が現存しないので、部品も無く、修理も自分の手で造って直すしかありません。だから今もこれからも大切に使っていきます。

銅製でできた擬宝珠

 

銅製でできた擬宝珠(ぎぼし)もともとは今の堀川沿いの納屋橋についていたものではないのです。大正2年に橋の架け替えにより、それまで日本式の橋の形から西洋式の橋の形へと時代と共に変わっていきました。

以前は橋と言えば橋の欄干がありその上に飾りとして擬宝珠がどこでもついていたそうです。納屋橋饅頭のロゴマークも日本古来の擬宝珠の形で皆様におなじみになっています。今でも時々お客様からロゴマークの中の形は何かとご質問されることがあります。形を口では中々説明しにくいこともあり、実際にその場で見て頂いて橋の欄干の上についている擬宝珠の形からとご説明させていただいています。ちなみにこの擬宝珠は親戚のお寺の京都の知り合いの方から形のいい擬宝珠があるからひとつ譲ってあげるとのことで頂いたものです。